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admission tea

by PictoShaft

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1.
肥大化した頭脳と光ファイバのフィルタリング ぼくらは賢くなった?愚かになった? 考えることが疎かになった 中古で買ったLPも 泣いてしまった映画も 昨日の献立も あのカクテルのレシピも 仲の良かった友達も 2週間後の予定も 楽しかった思い出も 心地良かった寂しさも ぜんぶ憶えていてよインターネット ぜんぶ忘れないでよハードディスク タッチノイズもハウリングもおおげさなブレスも リップノイズも回転音も遠くの胴鳴りも なんか愛しいや 今じゃもう
2.
生きているってどんなふう? 脈打つ鼓動はレプリカブル 死んでいくってどんなふう? 眠るのと何か違いはある? 考えるってどんなふう? 考えないことを切り分ける 生きているって奇跡的 どうしたって不自然がつきまとう 笑わない君に通じないジョークを また思いついた 誰かが誰かである理由なんて あるようでなくてないようであって あなたがあなたである理由だって 体温じゃなくて感覚じゃなくて くだらないジョークみたいだ 眠れない夜に目を塞いだ後の 不思議な時間 誰かを誰かと呼ぶ理由なんて あるようでなくてないようであって あなたがあなたである理由だって 前髪じゃなくて足跡にあって 他にはふたつとないんだ
3.
長い雨の夜に君がくれた傘 変な模様が入っていたけど風邪を引かずに済んだ ひとりきりの帰り道 公園の砂場に いつもの落書き見つけて返事をしたためた ノイズと区別がつかない信号を大事に仕舞い込んで どうでもいいようなことばっかりが宝物になった こっそり罪を晒せよ 誰も聞いちゃいないさ どっかに行ってしまうぜ 跡形もなくなって ビスケットみたいに干からびたあとの街 繰り返す淡い明滅がいつまでも残ってる 場違いな声で笑った 涙が肩を濡らした だいたい忘れてしまった 破片が頭に刺さった 血が流れて思い出した 鉄の味を思い出した まだ味がするってこと それが何よりの救いだったんだ  本当のことを言おうぜ 誰も聞いちゃいないさ どっかに消えてしまえよ 願えども叶わない 暴露も懺悔も知ったもんか 戒める言葉も空を切った 垣間見えるその顕示欲が 端から順に薪を焼べた ナイフとフォークですったもんだ くたびれて閂をかけた ノックの音に耳塞いで飽きるのを待っている こっそり罪を晒せよ 誰も聞いちゃいないさ ぽっくり逝ってしまうぜ 跡形もなくなって さよなら言う暇もない
4.
小さな発明がそよ風を呼んだ そのカラクリは時を駆けるか 前髪を揺らした彼女の暮らしは そのカラクリで恋に落ちた それは誰かと出会い頭 まるでデタラメの物語 時計仕掛けの夢から覚めドアを閉める改札をくぐる 機械仕掛けの君には伝わらないようなそんなジョークを 飲みかけのコーヒーはぬるくなってしまった 覗き込んだ顔が映った 見知らぬ風景が懐かしく思えた そのカラクリはよくできたものだ 誰かの抽象画 彼は手に取って そのカラクリを解き明かした 種も仕掛けもあるんだけど 隠さないから気付いてよね ドラマ仕立ての夢はいつもディテールが不足 成り立っていないな 機械仕掛けの君にはすぐばれてしまうような そんな破綻を 読みかけの小説を閉じてそっとしまった ほら 時間が止まってしまうみたいだろう 魔法のフレーズでシーケンスに割り込んで 確かめたいんだよ そのサーキットをすべて ミニチュアの模型もスケールを合わせて 覗き込んでみる 小さな発明が 見知らぬ風景が 誰かの抽象画 そのカラクリで恋に落ちた 時計仕掛けの夢から覚めドアを閉める改札をくぐる 機械仕掛けの君には伝わらないようなそんなジョークを 書き留めた言葉はそよ風に吹かれて ふわりなびいた 誰かが気付いた それはまさしく出会い頭 まるでデタラメの物語 時計仕掛けの夢の途中 機械仕掛けの君の秘密
5.
長い長い夢を見てる 多分そう じゃなきゃ説明がつかない 暗い暗い空を覗く 同じ星がどうやら並んでる 妙な現実感は要らないのに また僕を責め立てる 寝ても覚めても同じ加速度で揺れる さよならって聞こえないね だから離れたって大丈夫 無理があって笑えちゃうね 期限切れのパスポート抱えて 長い長い旅の途中 目的地は見失って久しい ふらふらと這い回る 交差点に出会って引き返す 暗い暗い夜がくれる 静けさに甘えて眠りに就く 妙な存在感が消えないまま まだ僕を駆り立てる 呆れるほど単純に仕組まれたフレーム 退屈を蹴飛ばしたのはいつだって些細な偶然だった 毎日を繰り返すなら仔細を吟味するより他にはない さよならって聞こえないね だから離れたって大丈夫 無理があって笑えたって 期限切れのパスポート抱えて 長い長い旅の途中 夜更けには火を灯して話そう

credits

released February 14, 2018

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PictoShaft Tokyo, Japan

PictoShaftは、架空の1人組ロックバンド。
読み:ピクトシャフト

PictoShaft is an imaginary rock band.

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