1. |
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不死身ガール 君は消えてしまうけれど想いはどうもエスカレート
不死身ガール お次の用意は結構です
もう二度と消えないでよ
とか言ってまたいなくなって誰も彼もが忘れてしまう
僕だって信じられなくて狂う夜がいくつあった
沈み込んだ部屋にも教室にも君のにおいがしなくて
絶望を育んだ暮らしにまた懐かしい風が吹き込んだ
繰り返しまた繰り返してはやり直しリセットは不意に
また翻りでも覆していく運命の言う通り
不死身ガール 君が消えてしまう理由は未だ不詳の懸念要素
不死身ガール だけど血が騒いで仕方がないのです
ただ歩くように息をするように
裂傷も健忘も差し障りたりえない
毛筆も軽音楽も紙幣も魔法も純文学も
もはや誰にも届かないけれど
少しは近付けたかな
Good Luck, Undead Lovers!
不死身ガール 君は消えてしまうけれど想いは今日もエスカレート
不死身ガール 確かめようもない縮めた距離はまた戻って
不死身ガール 永遠なんて無いからこれもひとつのスタンダード
不死身ガール たとえ消えてしまってもこの気持ちはもう消えないから
もう二度と消えないから
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2. |
ギターロック
02:30
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晴天が余白を埋めるように雲間から覗いて
少年が空白を塗るように抱いた憧憬と恋心
見よう見まねのギターロック
そんなんじゃ震わせらんないね
簡単に恋に落ちるボブカットガールの琴線も
金銭をちょうだい
もっと僕に愛を
あるいはマシンガンを
ロックスターの幻想を肩代わるから
手癖で鳴らすギターロック
そんなんじゃ狂わせらんないね
簡単に恋に落ちるギターキッズの琴線も
泣いたって変わらないのにね
同情が買えるなら安いもんだ
大体は予想通りだろ
どうしようもないなんてことはないさ
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3. |
LP.mp3
03:14
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お気に入りのLP盤 針落とす度磨り減るバイナル
音質劣化も構わない! けど16bitで量子化しないでね
96kHzでサンプリングしたけど物足りない
可聴帯域の先の先まで全部拾って渡してね
回転を 揺らいでは再生音
偏心を抱えても今日を鳴らすよ
クラップユアハンズの風景を
スクラッチノイズにラブレターを
ターンテーブルのドーナツが
身を削った悲鳴でコーヒーを
my_favorite.mp3 経年も不変のバイナリ
take it easy 柄にもないけどヘッドフォン越しのmake it ease
回転をなくせ セミコンダクタ
振動を抱えても良好な合図を
クラップユアハンズの風景を
スクラッチノイズにマシンガンを
ターンテーブルのドーナツを
飾った窓辺でコーヒーを飲もう
見せかけオレンジのバルブに騙されプラセボの餌食
でまかせハイレゾウェイブに騙されプラセボの餌食
信号と不可分の雑音に塗れて
ホワイトノイズを湛えても今日を鳴らすよ
クラップユアハンズの風景を
スクラップメディアに黙祷を
クラップユアハンズの風景を
打ち捨てられたディスクよ R.I.P.
ターンテーブルにドーナツを
たまには回してなぞるのも悪くないかな
今日はレトロ模様
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4. |
アイラブユーのマシンガンを
01:54
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アイラブユーのマシンガンを一身に浴びた君たちは
今日も昨日も一昨日もその前も明日も明後日もその先も
銃口の前で祈っている
アイミスユーのガトリングを左手首に向け君たちは
今日も昨日も一昨日もその前も明日も明後日もその先も
浅い傷口を憂えている
思いどおりに進まない
投げ出すほど悲惨とも言い難い
それでも十分つつがない?
その物差し、狂っているのでは?
対立中の両陣営 かかずらいたくない僕たちは
今日も昨日も一昨日もその前も明日も明後日もその先も
一人になれる日を待っている
ところかまわず歌えない
ただワンルーム立てたマイクロフォン
それでも十分聴こえたい
この物差し、狂っているかもね
誰かが言う特別で埋まるようなら必要無いけれど
アイラブユーのマシンガンを一身に浴びた君たちは
今日も昨日も一昨日もその前も明日も明後日もその先も
いつまで経っても乾いている
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5. |
僕らのポップカルチャー
03:22
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僕らのポップカルチャーを汚すなよ 奪うなよ
君の理想も収益に眩むなよ 迂闊だぞ
僕らのポップカルチャーは歪むなよ 忘れるなよ
君の異存が無いように遊ぼうぜ 約束だよ
模範解答の写経でお手軽及第点 万事オーケー?
退屈だったろう 書き取りも計算ドリルも
存分に培ったあれこれ 幸せのフォームもそれぞれ
って学んだはずなのに 未だユニフォームの着崩れを気にしている
それが確かにくだらないことと思わないのもひとつの解です
ただ少し惑わしたいんです
守りたいものがあるのです
誰かのポップカルチャーを汚すなよ 奪うなよ
それさえ満たせば十分の条件だよ ビビるなよ
たとえば人類代表のロールモデルが笑っても
僕らのポップカルチャーは僕らそれぞれさがすしかないみたいです
依然劣勢の状況で音沙汰無い
転々と移って居場所は見つかった?
たぶんそれどこにも無いです
ふんだんにあしらった虚飾が我ながら綺麗で惚れ惚れ
で中身は空っぽなんです 虎の威の延滞金は分割払いで
僕らのポップカルチャーを見過ごしてよ 笑うなよ
軽々口を挟むなよ 何様だよ 大層だな
君らの同意も共感も要らないんだよ 見くびるなよ
そういう歌を書いたんだ
大切なことをもう一度
僕らのポップカルチャーを汚すなよ 奪うなよ
君の理想も収益に眩むなよ 迂闊だぞ
僕らのポップカルチャーは歪むなよ 忘れるなよ
君の異存が無いように遊ぼうぜ 約束だよ
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PictoShaft Tokyo, Japan
PictoShaftは、架空の1人組ロックバンド。
読み:ピクトシャフト
PictoShaft is an imaginary rock band.
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