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Closet Path

by PictoShaft

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1.
終点 03:22
無邪気なコンパスがはしゃいでいる あてにならない 書き留めた言葉もかすれている まるで読めない 古ぼけた地図を頼りに宝探しを続けよう 空き箱を見つけたなら旅の土産を入れてやろう もしかしてとっくの昔 開拓者がつけた轍 今はもう見向きもされず 朽ち果てた跡に咲く花がひとつ 勇猛果敢な旅路の果て 「この先はあなたのフロンティア  そういうわけであとはよろしく」 って飾り気のないメッセージ 不埒な忖度がひしめいている 言葉も出ない 格好つけたポーズが鏡の中 様にならない ふざけあった日々を頼りに思い出話を続けよう 粘土細工のような記憶はやけに都合よく綺麗でしょう 春が来て氷は融けた 苔生して転がる岩 湧き水が流れる傍 朽ち果てた跡に咲く花がひとつ 永劫孤独な旅路の果て 「ここまでがわたしのクロニクル  感想文に記名は要らないよ」 混じりけのないメッセージ 彩度明瞭な景色じゃなきゃ焼き付かないだなんて もったいなくていただけない けど押し付けちゃうのも本意ではない クローゼットに仕舞っておくから 適宜取り出してご覧あれ 流れ着いた種が芽吹いて咲く花がひとつ とうとう最後の旅路の果て どこまでも見果てぬフロンティア もうちょっとだけだからよろしくって まるで見飽きたご挨拶もほどほどにして 冗長蛇足な言葉も果て この先が行き止まりとしても 回送列車を見送ったら 遺書によく似たメッセージ 書き留めたらさよなら 後生大事なメッセージ
2.
使い古した言葉たちが飛び回って収集がつかない 闇雲な増殖の結果 集塵機だってもうオシャカだね 目詰まり起こしてる 給気できない クラクラ 不気味な夜がいくつもあった 不穏なニュース 止まない警報音 うるせえ 些細な衝突で露見した 軋んだ楼閣の上で胡座をかく 綺麗に飾っても仕方ないぜ 取り繕えるような代物ではない ワールズエンドはその顔を隠して僕たちを蝕んだ 派手な演出のひとつも見せなかったエックスディ ここはもう地雷原だよ 都会を回遊 塞がる走路 迂回路だって渋滞中 どこへ向かう? 吹き溜まった踊り場で夜通し踊ってたって救われないかも 目詰まり起こしてる 酸素足りない クラクラ ゴールドラッシュに沸いた町の最期が物言わず示すのは 泡沫弾けた後に君を待つターミナル 未来ではない 今がそうだよ 隘路を往く ワールズエンドがその牙を剥いて僕たちを飲み込んだ 腹の中見透かせど映らないレントゲン ワールズエンドはその顔を隠して僕たちを蝕んだ 派手な演出のひとつも見せないんだエックスディ ここはもう地雷原で君はずっと当事者だよ 使い古した言葉たちが飛び回って 収集がもうつかなくなったって日々は続く
3.
遠くの空はもう明るくなった頃だろう 僕の方はまだ夜を更かしている ずっと先まで潜っていってしまったから 今じゃもう目を凝らしても届かない光 とりとめのない夢の話を意味がなくたって聴かせてよ 声に宿るあたたかさに包まれていたいよ 眠るまで 眠れない夜なら朝まで 言葉に変換された理由 置き換えられた物語 理解などない ただそれでも誤解を集めたよ くたびれるのは身体だけ 何もできない身体だけ 不快ではない ただそれでも頭がぼやけたよ 燻るような日々を綴る 煙でじっと燻したよ 煤がついたシャツの袖を払って全部忘れたよ 遠回りして立ちくらみした 眩しすぎる季節は過ぎた 回れ右して戻れなくなった 瞬きの間に暗くなった とりとめのない夢の話を意味がなくたって聴かせてよ 声に宿るあたたかさに包まれていたいよ 眠るまで 燻るような日々を綴る 煙でじっと燻したよ 煤がついたシャツの袖を払って全部忘れたよ 忘れたくないようなこともあったけど 思い出せない だからまたね
4.
ハッピーニューイヤー! 是が非でも一新を祈って 締めくくった旧年中の御恩 今年こそは返さなきゃって 例年通りの宣言も高らかに 書き初めた新年の抱負 それ1年前も言ってた 正解の1年後が今 ひとまずはハッピーな気分で良いかい? 今年もハッピーな気分でいられるかい? ハッピーじゃなくったって 与えられた均等なニューイヤーに乾杯を 些細に 盛大に ハッピーニューイヤー!が最も離れた季節にさ 思い出せるかい? 半年前のご立派な口上を 例年通りの有耶無耶な感じはもう辞めちまおう ってああこれもほら1年前に言ってたなあ ハッピーな気分で良いかい? 今宵もハッピーな気分でいられるかい? ハッピーじゃなくったって 溢れかえる雑言のフリービーに閑却を 仔細に 尊大に 乾杯を 些細に 盛大に
5.
夢見がちな彼は未だにロックンロール気取って ブルースドライバーを踏んだんだ ダダリオを引き千切ったんだ 自称現実主義掲げた彼は借りたマーシャルのアンプ 歪んだギターかき鳴らした 狂ってるチューニングなんて気にしないぜ ひとりぼっちのコーラスワーク ビートメイカーはどこにもいないし 洒落たオブリガートだってないないないけど まあ良いじゃんそんな歌だって 良いじゃんこんな歌があったって ライクアブルーズで今日も行こうよ コードもそんなに要らないよ カントリーソングファンクラブ ディストーションが恋しいそんな夜も来る シング・ア・ソングで今日も行けるよ コードはそんなに知らないよ ハミングバード抱えても バンドサウンドが恋しいそんな夜も来る 生真面目なあなたは頑なエイトビートが似合ってる チクタクメトロノームが同期に欠かせない イマジナリーオーディエンス並べて手拍子の合図を 一糸乱れぬクラップハンズ ステレオで鳴り響くようにパンを振ってる ライカの声 真空で途切れて 摩擦で燃えたら流れ星 twinkle twinkle little star 願いごとのひとつも言えたら良いのに シング・ア・ソング叶わないけれど コードをひとつつま弾いて 圧電素子で伝えても マグネティックにがなりたい そんな夜も来る ひとりぼっちのコーラスは 「寂しい」「悲しい」「虚しい」は ナンセンスだ!って言ってる ほらね プレートリバーブがよく効いているし 良いじゃんそんな歌だって 良いじゃんこんな歌があったって 君には関係ないだろ 僕にさえ関係ないのに ライクアブルーズで今日も行こうよ コードもそんなに要らないよ カントリーソングファンクラブ ディスコードがきらめく そんな刹那がある シング・ア・ソングで今日も行けるよ コードはそんなに知らないよ ハムバッカーを抱えたら バンドサウンドが愛しい そんな夜も来る いつまでだって恋していたい

about

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released September 1, 2018

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PictoShaft Tokyo, Japan

PictoShaftは、架空の1人組ロックバンド。
読み:ピクトシャフト

PictoShaft is an imaginary rock band.

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