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cactus manner

by PictoShaft

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1.
挨拶代わりのジャブとフックが冗談みたいにヒットして そんなつもりじゃなかったよってどんな顔して言えるだろう 半音下げたらちょうどいいくらい背伸びするのがちょうどいい キーなんてたかだか12通り さっさと試してしまえばいい ランドリー 溜まるまんまに ワードローブの最後列を着こなして 大音声で名乗るより右下隅にこっそりシグネイチャー 防衛体制整えて歯を食いしばってなお飄々と躱せ ダイアリー 書かぬまんまに ほぼ日刊の最新版を手にとった 挨拶代わりのジャブとフックが冗談みたいにヒットして そんなつもりじゃなかったよってどんな顔して言ってんの 最低限の礼儀を尽くして怒られぬ程度に振り切った OKテイクを継ぎ接いでパンチインの前後は丁寧に均せ 道化気取って寂しくなって泣いてるなんて世話ないね 誰が構ってくれるだろう 多分来世に跨ぐだろう 幕間劇にはちょうどいい けど本編やるからちゃんとして 脚本 演出 キャスティング 整えてやっとクランクイン 大音声で名乗るより右下隅にこっそりシグネイチャー 防衛体制整えて歯を食いしばってなおも飄々と躱せ 最大限の人事を尽くして祈らず騒がず次回作を練れ 想定外すら取り込んでポストプロダクションで伏線を拾え 乱暴しないで!
2.
3分経ったらちょうどいいくらいふやけた肌をほどいて 冷めないうちに飲み干して何回だって火傷した 満員電車に揺られることも君は忘れてしまったかい どこへだって行ける街でまるでどこへも行けない顔をしていた クレーター 制空権を失って不時着した跡だけ残った 這々の体でrunning buckしてもう二度と帰らない 延長戦が長引いた日には終電の時間を気にして 夜が更ける頃に解けるような魔法でもかかっているみたいに慌てた 先天性を裏切ってまだ暗い方向を選んだ 数秒先を見透かした風の匂いがそう言った 泥濘まみれ彷徨った陸続きでもまるで無人島 大脱走を企んで ああもう早く帰りたい クレーター 制空権を失って不時着した跡だけ残った 這々の体でrunning buckしてもう二度と帰らない 全人類を見限って走り出した僕だけ笑った 永住権を手放して追い払われたってもう平気さ Good bye, my crater.
3.
夏の匂いが通り過ぎた 花火のひとつも見ていないのに 雷鳴がファンファーレ 分厚い雲が空をよぎった 風を可視化して遠ざかっていく 連れてってくれないか 通り雨がつけたまだら模様が乾けば 怖いものだらけの僕たちはおそるおそるやり直す 繰り返すほどクレッシェンド そんなふうにできればいい はまらなくたってノーダメージ まだまだ手は打てる 夢を見ているような日々を続けよう 布石が要るんだ 誰にも話さないで 夏の匂いが通り過ぎた 花火のひとつも見ていないから 連れてってくれ 繰り返すほどクレッシェンド そんなふうにできればいい 欠かさないでオルタネイト まだまだ遊べるから ずっと物足りなくていい
4.
透明な日々は快適で何不自由なくコンビニに通う 聡明な君のアジテーションにだって傷ひとつつけられやしない 大事なものから順に並べて できあがる未来が歪で不恰好でも 時折誇れたら いくつも曲がり角見落としてきたような それともまっすぐ歩けていないような 居心地の悪さは拭えないけど 不揃いな足跡が踊る 亡霊が耳元で囁く 後悔を募らせたいみたい 到底さ 土台無理な話って 諦めのつけ方はへたくそなまま 透明な日々は退屈で傷ひとつつかないから迷子になるよ いくつも曲がり角見落としてきたような それともまっすぐ歩けていないような 居心地悪いけど いつでも誰かに笑われてきたような そもそも相手にされていないような 物差しあてても仕方ないから 不揃いな足音で踊れ 不器用な行軍で進め ハロー 革命を待ってました 巷では噂になってるって 輪転機回したってもう騙せなくなった
5.
他愛ない話がしたかったんだ けれどニュースはなんだかどれも心がささくれて 天気の話しかできないな だからせめて晴れてくれよ 当たり散らしたりはしたくないんだ 一家言あるふりなんかしたってしょうがないし なかなか賢くなれないけど 考えていないこともないんだ 忘れられないことなんてないな アルバムは虫食いだらけだけれど 寂しくなくなることもないな 寝静まった街がまだ明るい 今日はなんだか散々だったな けれど明日もちゃんとへらへらしていられますように どうにも素直になれないけど 話半分に聞いておいて

credits

released August 1, 2019

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all rights reserved

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about

PictoShaft Tokyo, Japan

PictoShaftは、架空の1人組ロックバンド。
読み:ピクトシャフト

PictoShaft is an imaginary rock band.

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